ミドル脂臭対策に使われる漢方のカンゾウ根エキスって何?

ミドル脂臭対策に使われる漢方のカンゾウ根エキスって何?

ミドル脂臭対策にはカンゾウ根エキスがいいのか?
ミドル脂臭は別名つわり臭と呼ばれ、女性が生理的にとても嫌がる臭いです。
しかも本人が自覚しづらい部分に発生する臭いです。

ではこの嫌なミドル脂臭対策に良いとされる漢方は何なんでしょうか?
それにはどのような働きがあるのでしょうか?

ここではそんなミドル脂臭対策に良いとされるカンゾウ根について
探っていきたいと思います。

ミドル脂臭対策に使われる漢方

ミドル脂臭対策に使われる漢方
ミドル脂臭とは、30代後半から50代の中年男性に多く出る体臭のことで、
後頭部から首の後にかけて出るのが特徴の臭いです。
自分自身では自覚がない臭いなのでとても怖いです。

ミドル脂臭は女性よりも男性の方が出やすい臭いです。

また、加齢臭とは別の臭いで、
ミドル脂臭の方が加齢臭より10倍きつい臭いなんです。

しかも女性の方が男性よりミドル脂臭の臭いが大嫌いという特徴があります。
ミドル脂臭は別名「つわり臭」と呼ばれていて、
女性が生理的に受け入れられない臭いなんです。

この臭いに無自覚ということは想像するだけで怖いですよね。

ミドル脂臭は、汗をかいた時に出る疲労物質「乳酸」が、
皮膚にある常在細菌(ブドウ球菌)に代謝・分解され、
「ジアセチル」という成分に変わります。

汗がサラサラな汗なら臭いを放つことはないのですが、
ベタベタとした汗は、皮膚にとどまり分解されて臭います。

この「ジアセチル」という成分が、
強くて不快なニオイとして発生させまるのです。

この「ジアセチル」を対策することは、他の体臭対策にもつながります。

ミドル脂臭の「ジアセチル」を抑える働きがある漢方薬としては、
「カンゾウ根エキス」があります。

ですからミドル脂臭対策として、
カンゾウ根エキス入りのシャンプーなどが市販されているのです。

ではカンゾウ根とはどういう漢方なのでしょうか?




カンゾウ根について

カンゾウ根について
甘草は高さ40~70cmの多年草です。
長さ1~2mにもなる大きな根茎があり、四方に地下茎を伸ばします。
6~7月頃に花をつけ、7~8月頃に実を熟します。

カンゾウは漢方薬に広範囲に用いられている生薬で、
日本国内の漢方薬の約7割に用いられています。

《化粧品成分表示名称》
・カンゾウ根エキス
《医薬部外品表示名称》
・カンゾウ抽出末
《慣用名》
・甘草エキス

カンゾウ根(甘草、リコリス)はギリシア、トルコ、アジアで生育し、
古くから東洋医学および西洋医学の両方で使用されています。

カンゾウ根には、グリチルリチン(グリチルリチン酸)
という化合物を含有されています。

カンゾウ(甘草)は、その名のとおり砂糖の50倍の甘さで、
古くから伝統医学で用いられてきました。

薬理作用として、消炎作用や去痰作用、粘膜の刺激を緩和する働き
が報告されており、
近年では抗ウィルス作用、免疫賦活作用も確認されています。

胃潰瘍、気管支炎、咽頭痛、肝炎などのウイルス性感染症に
対して使用されています。

そして、化粧品の成分のカンゾウ根エキスとして
酸化防止剤、皮膚ブリーチ剤、保湿・湿潤剤、皮膚コンディショニング剤
として配合されます。

いわゆる皮膚の健康対策ができる成分です。



まとめ

いかがでしたか?
ここではミドル脂臭にいいとされる漢方はなにか?
そしてカンゾウ根はどのようなもので、どのような働きがあるのか?
についてまとめてみました。

皆さまもミドル脂臭対策にはカンゾウ根エキスが配合されたものを
使用してみてはいかがでしょうか?




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