牛乳嫌いな理由や克服方法|大人も子どもも飲み方いろいろ

牛乳嫌いな理由や克服方法|大人も子どもも飲み方いろいろ


牛乳が嫌いな方って意外と多いですよね。
飲める方には何で飲めないのか不思議ですが、そこにはいろいろな理由が存在しているのです。
ここではそんな牛乳嫌いの理由やその克服方法などをお伝えしていきたいと思います。

牛乳嫌いな理由

匂い

牛乳のあの独特な匂いが嫌いという方が多いんです。
でも本来の牛乳は匂いがほとんどしないんです。
牛乳特有のあの匂いの正体は、高温殺菌時に発生した硫化水素の匂いです。
スーパーなどで買える牛乳の90%以上は、120℃~130℃の高温で2~3秒間という短い時間で殺菌処理された「超高温殺菌」という手法が使われています。
これは滅菌性や日持ち、コストの面で優れているため超高温殺菌を行います。
しかしカルシウムやたんぱく質が熱変性してしまうため、牛乳本来の味から変化してしまうのです。

口当たり

牛乳の後味のからみつくようなねっとり感が嫌いという人も多いです。
実はこれも超高温殺菌処理が影響しています。
匂いと同じように牛乳中のカルシウムやたんぱく質の熱変性が口当たりを悪くしている原因なんです。

牛乳嫌い
牛乳の味が嫌いっていう方も多いです。
「匂い」「口当たり」「味」が牛乳嫌いの御三家で、牛乳嫌いの殻の理由の50%以上になります。
味も超高温殺菌処理が影響しています。

乳糖不耐症

乳糖(ラクトース)は牛乳の甘味の素で、砂糖の1/4くらいの甘さがあるの糖分のひとつです。
日本人の中の2割の方はその乳糖を消化する酵素が十分に働きません。
乳糖不耐症は、乳糖(ラクトース)を消化吸収するために分解するための消化酵素「ラクターゼ」が、小腸の中で分泌不足になることが原因により起きます。
症状として、消化不良や腹部不快・腹痛・下痢・おならなどを伴います。

牛乳アレルギー

牛乳アレルギーは食物アレルギーのひとつです。
卵アレルギーの次に多いのが牛乳アレルギーです。
アレルギー反応は、腹痛、下痢、じんましん、呼吸困難、アナフィラキシー反応で深刻です。
牛乳に含まれるカゼインやβラクトグロブリンなどのタンパク質が原因物質です。
牛乳アレルギーは乳幼児に多いアレルギーで、3歳を過ぎて自然治癒することが多いです。
牛乳アレルギーが疑われる場合は、専門医の診察を受けましょう。

嫌な想い出

牛乳嫌いの8人に1人は牛乳に対する嫌な想い出を持っています。
学校給食で魚料理で味覚が合わないのに牛乳を飲まされることを強要された、みんなの前で吐いてしまった、こぼした牛乳をふいた雑巾の悪臭、などいろいろな過去のトラウマが影響している場合も多いのです。
とくに飲むことを強要されたり、みんなの前で吐いてしまったなどの原因が多いようです。

イメージ

思春期の女子生徒に多いのがこのイメージによるものです。
牛乳は漠然と高カロリーで太るというイメージを持たれているようです。
実際のデータでは、牛乳を飲む子どもと飲まない子どもの平均体重に差はないことが分かっています。



牛乳を飲めるようにするために

牛乳
現在、牛乳に含まれるカルシウムは、他の食品で代替できますので、意識的にカルシウムを摂取することを考えておけば、無理に牛乳を飲むことは必要ないです。

しかし、学校給食などで牛乳を飲む機会が多いため、牛乳アレルギーや乳糖不耐症でなければ、できれば飲ませたいという親心も理解できます。

そこで牛乳に抵抗をなくすために家で出来る牛乳に慣れさせる方法をお伝えしていきます。

味変

一番簡単な方法で、牛乳自体を違う味に変えてしまうことです。
例えばはちみつやシロップを加えて甘くしてみることも味変になります。
ココアやコーヒーを入れて味を変えると、ココアやコーヒーの味が濃くなり牛乳の味をあまり感じなくなります。
子どもの好きな味を加えてみてはかがでしょうか?

他の飲み物で割る

味変とあまり変わらないかもしれませんが、カフェオレパターンです。
牛乳をコーヒーで割ればカフェオレですから、このパターンで飲みやすくしようということです。
牛乳をリンゴジュースで割ったり、サイダーで割ったりします。
カルピスや甘酒などもいいですね。

食事と一緒に

牛乳嫌い
一番簡単なのは、シリアルやグラノーラでミルクをかけて食べることです。
いろいろな味覚が合わさって食べやすくなります。

牛乳でデザートを作ってもいいですね。
ミルクアイスやミルクゼリー、ミルクプリンなどがあります。

フレンチトースト、ポタージュ、カルボナーラなどのメニューもありますので、いろいろとトライしてみてください。

匂いがしない牛乳

一番最初に匂いの原因について説明していきたいと思いますが、超高温殺菌法が匂いの原因とお伝えした通りですので、低温殺菌法で殺菌処理された牛乳を選ぶことです。

低温殺菌牛乳は通常の市販の牛乳と違い、じっくりと時間をかけて殺菌処理がされているため、日持ちは宇雨情の牛乳より短いですが、牛乳特有の匂いはなくなります。



おすすめの牛乳

なかほら牧場で山地酪農でストレスがない母牛から搾乳された、爽やかなのにコク深い、自然の牛乳本来の味わいの牛乳です。
飼料も化学成分ゼロで、妊産婦や乳幼児にも安心です。
ジャージー牛の濃厚な牛乳で、牛乳の風味を損なわないよう、仕上げは「ノンホモ・低温殺菌」です。
牛乳が嫌いな方でも飲みやすい牛乳です。

◆通年昼夜放牧!山地酪農の自然法牧場『なかほら牧場』


➡ ご当地牛乳グランプリ最高金賞受賞!昼夜自然放牧の【なかほら牧場】

満天☆青空レストランでも紹介された、ご当地牛乳グランプリ『最高金賞』受賞の牛乳です。
ほかにも料理のプロ向け雑誌『料理王国』の『料理王国100選2017 優秀賞』、『フード・アクション ニッポン アワード 2015 商品部門農林水産業分野の優秀賞』など、多くの受賞歴がある牛乳です。

まとめ

牛乳が嫌いなら、無理に牛乳を飲ませなくても、いまは代わりになる栄養素を含んだ食品はたくさんあります。
ただし、牛乳からはいろいろな栄養素を手軽に摂れるという利点があります。

牛乳嫌いの子どもへの最終手段として、なかほら牧場の牛乳を飲ませてみてはいかがでしょうか?
昔ながらの方法で作られた牛乳は、牛乳嫌いだったことを忘れさせてくれるかもしれませんね。



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