ADHDと仕事｜発達障害は仕事が不安

ADHDは、3つの症状「不注意」「多動性」「衝動性」に子どもの頃から悩まされ、大人になっても状況が改善せず、社会生活にうまく適応ない状態をいいます。

・集中して話が聞けない
・金銭の管理ができない
・忘れっぽい
・よくしゃべる
・体の一部を動かす
・思いつきをすぐ言動にうつす
などの頻度が特に高い場合にはADHDが疑われます。

ここではこのようなADHAについて掘り下げてみたいと思います。

ADHDとは

ADHDは、注意欠陥・多動性障害とも呼ばれ、集中力がない不注意、じっとしていられない多動性、思いつくと行動してしまう衝動性といった症状の障害です。

「気が散りやすくて物事に集中できない」「忘れ物の頻度が高かったり」など、原因がわからない悩みがあるなら、もしかするとADHDの症状かもしれません。

仕事などの社会生活や人間関係、結婚や子育てのシーンで、ADHDの特性の困りごとが生じやすいようです。

ADHDの原因

ADHDの原因は明らかになってませんが、「環境的要因」と「遺伝的要因による脳の前頭葉の機能障害」のふたつの説の間で議論が重ねられていて、「遺伝的要因による脳の前頭葉の機能障害」の方が現在は有力視されています。

ADHDの3つのタイプと症状

1.不注意優勢型

不注意の特徴が強く表れているタイプ
・ケアレスミスが多い
・気が散りやすくて、物事に集中することが苦手
・やりたいことや好きなことに対して集中しすぎる
・物を置き忘れたり、なくしたりすることが多い
・片付けや整理整頓が苦手
・約束や時間を守れない

2.多動性-衝動性優勢型

多動と衝動の特徴が強く表れているタイプ
・物事の優先順位が分からない
・落ち着いて座りつづけるのが苦手
・衝動的に不適切な発言や行動をしてしまう

3.混合型

不注意、多動と衝動の特徴が混ざり強く表れるタイプ
・忘れ物や物をなくしやすく、じっとできず落ち着かない
・ルールを守ることが苦手で順番を守らない、大声を出すなど衝動的な行動がある

ADHDの疑われる場合の対処

無料で利用できる発達障害者支援センター、障害者職業・生活支援センター、相談支援事業所などを利用しましょう。

・発達障害者支援センター

生活から仕事まで、発達障害に関する幅広い相談を受けています。
施設によっては、発達検査を受けられます。

・障害者就業・生活支援センター

ハローワークや病院、その他の関係機関と連携し、障害のある方の支援を一体的に行います。

・相談支援事業所

各人に適した障害福祉サービス等の利用を案内し、利用計画案の作成や見直しも行います。

困ったら病院へ

ADHDの疑いが強い方は、診断を受け、その原因、必要な環境づくりや対処行動などを知ることができます。
病院で診断を受けるかは各人の自由で、相談だけの利用も可能です。
病院には個人情報の守秘義務があるので、相談内容が漏れる心配はありません。

ADHDの人が受けられる支援

・就労移行支援

一般企業への就労を目指す障害や疾患のある方が、働くための知識や能力を身につけることができる就労支援サービスです。
事業所により内容が異なります。
主な内容は職業訓練、就職活動サポート、職場定着支援の3つです。

職業訓練はビジネスマナーやコミュニケーショントレーニング、パソコントレーニングなどを行い、就職活動サポートとしては面接練習や履歴書の書き方の指導などを行います。
そして、就職した後もスタッフが職場定着支援を実施をしてくれます。
就職前から就職後まで、一貫したサポートが特徴です。

学校のように、毎週決まった日時に事業所に通って利用することになります。
働いている場合は利用できません。


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就労継続支援A・B型

就労継続支援とは、障害や疾患に関するサポート環境を整備し、安定的に働ける職場を提供する福祉サービスです。

・就労継続支援A型

比較的一般就労に近い職場環境で、障害や疾患などに理解のある職場スタッフのサポートを受けながらの安定的な就労が期待できます。
事業所と雇用関係を結んだ上で働くので、給料は最低賃金額以上が支払われます。

・就労継続支援B型

年齢や体力、症状の面で一般就労が困難な方を対象にしていて、1日1時間から、1週間に1日からといった短時間で働くことが可能な事業所が多いです。
作業内容は軽作業が多く、雇用契約を結ばないため、賃金ではなく、生産物に対する成果報酬の「工賃」が支払われます。

発達障害専門の就労移行支援サービス【リンクビー】

リンクビーは、15年以上に渡り障害者の就職・転職をサポートを実施してきた「atGP転職サービス」と連携し、プロのキャリアアドバイザーから、就職内定まで寄り添ったサポートを受けることができる就労移行支援サービスです。

発達障害専門のカリキュラムを用意されており、コミュニケーションスキルを身につけながら、自分の得意・不得意を知り、具体的な職業適性の把握や、就職のイメージをつけることができます。

東京都・大阪府で就職実績No.1（厚生労働省 行政文書開示請求「平成27年度就労移行等実態調査」より）を誇り、職場定着率も90%（平成29年4月時点）と就職後のサポートもしっかりとしてます。

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発達障害があり就職活動や働き続けることに不安を感じている方で、東京（秋葉原・大手町）・大阪（梅田）に週5日（平日）通所可能な方はリンクビーと一緒に就職を目指しませんか。