女性にとって「肉割れ」ができてしまうことは深刻な問題です。
「肉割れ」は妊娠や体重の増加、成長期などの原因で出来てしまうことがあります。
ここでは、そんな肉割れについての原因やケア方法について紹介していきます。
肉割れとは
肉割れとは、お尻や太もも、お腹などの脂肪が多く乾燥しやすい場所がなりやすく、まるでひび割れのような蛇行した線が皮膚にできてしまうことをいいます。
肉割れとセルライトは、太るとできやすい特徴が共通しており、見た目もよく似ています。
セルライトは老廃物が滞留したものや脂肪細胞が巨大化したもので、肉割れとは全くの別ものです。
肉割れは皮下組織の一部や真皮層が割れることです。
肉割れは、できた頃は赤紫色で、時間の経過により灰色~白っぽくなります。
肉割れのできやすさには個人差があり、痛みやかゆみを伴うことも少なくありません。
肉割れの原因
急激な体重増加
肉割れの原因は、カロリーオーバーの食事で急激に太ったりして、皮膚が伸びてしまうことです。
急激な体のボリュームアップが起きても、皮膚表面はその伸びについていくことができます。
しかし、真皮層は皮膚の伸縮についていけずに、ひびが入り割れてしまいます。
これを肉割れといいます。
また、太っていた方がダイエットで痩せると、皮膚がたるんでしまい肉割れが目立つことがあります。
妊娠
妊娠中はお腹や体型が急速に変化するため肉割れが発生してしまいます。
さらに、妊娠中はグルココルチコイドという副腎皮質ホルモンの分泌量が増え、真皮のターンオーバーが抑制されコラーゲンの生成も進まず弾力を失ってしまい、普段よりも断裂を引き起こしやすい状態になります。
最近は妊婦の体重コントロールが重要視されていますが、肉割れ対策のためにも急激な体重の増加には注意しましょう。
急激な成長
急激に身長が伸びたり、胸が大きくなるなどの成長も肉割れの原因です。
成長による肉割れは、10代の成長期に多いのが特徴です。
成長期に身長が急激に伸びた子どもは、成長に皮膚が追いつかず、真皮が断裂してしまうことがあります。
女の子は、胸が急に大きくなったときにも肉割れができる場合があります。
胸の皮膚も引っ張られると真皮が裂けてしまうのです。
また、部活動を頑張っている子どもでは、筋肉が増えて、その肥大した筋肉により皮膚が伸張されて、肉割れができることがあります。
肩や太ももなど筋肉がつきやすい部位は肉割れができることが多い場所です。
成長期の肉割れ対策は難しいのですが、保湿ケアをしてお肌の伸縮性を高めることが有効です。
激しい運動
肉割れが運動でできる原因は、負荷の大きい過酷なトレーニングです。
また、短期間で体型を変化させるような筋トレなどで筋肉を急激に増やした場合も、皮膚が成長に対応できずに裂けることがあります。
体に大きな負担となるような激しい運動はなるべく控えましょう。
足裏の不安定さ
細身の人で肉割れができる部位は、お腹や背中ではなく、太ももやひざ裏が多いです。
それは足の指を上げて歩く「指上げ歩き」によって、足の裏のバランスが悪くなってしまい、足の筋肉に負担がかかることが原因で起こります。
指上げ歩きは、浮き足・外反母趾・偏平足が原因とされ、足の裏が不安定だと、自然とそれを補おうといろいろな部分に負担がかかります。
かかと・中足関節・足指の3点がきちんと地面について歩いているかを確認してみましょう。
足裏のバランスが悪いと、肉割れだけでなく体のバランスも崩れてしまうことがあります。
血行不良
肉割れは、血行不良が原因でも起こってしまいます。
「体型にはさほど変化がないのに肉割れができた」という方は、血行不良が一因かもしれません。
血行が悪いと、皮膚に十分な栄養が届けられず、老廃物も取り除かれないため、皮膚が硬くなりやすく、お肌の柔軟性がなくなり、肉割れができやすくなってしまいます。
肉割れが起きやすいお腹や腰回り、二の腕などは冷えやすい部位です。
身体が冷えると毛細血管の流れが滞ってしまい、余計に血行不良になりやすくなりますので、身体の冷えには中分に注意しましょう。
乾燥肌
乾燥肌も、血行不良と同じくお肌に柔軟性がないので、肉割れができる原因となります。
潤って弾力性があるお肌は、急激な伸びにも対応できますが、乾燥肌は急激な伸びに対応できないために、皮膚が割れてしまい肉割れを起こってしまいます。
乾燥による肉割れには、ボディオイルやクリームでしっかり保湿ケアをすることが重要です。
秋冬やお風呂上がりはお肌の乾燥が気になるので、特に念入りに保湿ケアをしましょう。
肉割れの予防策
一度できてしまった肉割れは、自宅で完璧に消すことは不可能です。
だからこそ肉割れは予防が大切です。
でもある程度ならば薄く目立たなくすることは可能です。
肉割れを悪化させないためにも、肉割れを予防するためにもまずは実践してみて下さい。
体型の維持
急に太ったりと皮膚が伸びることで肉割れが起こるので、体型を維持できれば肉割れは起こりません。
適度な運動やカロリーコントロールで体重維持に努めてください。
痩せすぎで太りたいという人は、筋肉をつけてながら、ゆっくり体重を増やすようにしてください。
お肌の保湿
お肌の保湿でも肉割れ予防はできます。
肉割れは皮膚が乾燥している場合に起りやすいので、皮膚の保湿をしっかりと心がけて、みずみずしい潤いのあるお肌を保つようにしましょう。
マッサージも良い対策で、お風呂上がりに保湿力が高いクリームやオイルを使ってマッサージをすると、お肌をしっかり保湿できます。
肉割れができやすい部位は特に重点的にマッサージしましょう。
肌の弾力性を保つ食事
肉割れの予防には、お肌の弾力性を保つ必要があり、保湿だけではなく、日頃からの食事で弾力性を保つ栄養素を摂ることも大切です。
バランス良く食べて、良質なたんぱく質の摂取を心がけましょう。
特に、コラーゲンを多く含む食品はお肌に弾力を与えてくれるのでおすすめです。
中でも、お肌の弾力性に役立つ栄養素は、コラーゲン、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛、ヒアルロン酸です。
これらの栄養素をきちんと摂取して、肉割れしにくい弾力性のあるお肌を目指しましょう。
肉割れを薄く目立たなくする
新陳代謝をアップする
新陳代謝を上げて、お肌のターンオーバーを促進させ、肉割れを薄くしていきましょう。
半身浴などで身体を温めたり、運動(特に赤筋)、バランスのとれた食事をして新陳代謝を上げましょう。
赤筋を鍛えるにはヨガのようなゆっくりと身体を動かすような運動が良いです。
また新陳代謝をアップするにはマッサージも良い対策です。
特に赤い色をしている初期の肉割れは、まだマッサージのメリットがでやすい状態です。
強い力で揉みほぐすとかえって悪化させてしまうことがあるので、ソフトタッチで行いましょう。
クリームなどでしっかり保湿を行い、お肌の柔軟性を高めましょう。
レーザー治療
最短で肉割れを解消できる方法は、レーザー治療といわれています。
今では多くの美容整形外科や皮膚科でレーザー照射を施術してもらえます。
自分の肉割れの状況に合うレーザー機器があるクリニック、そしてしっかりと施術や今後のケアについて説明してくれるクリニックを選びましょう。
肉割れのレーザー治療は、個人差にもよりますが、通常は5~6回の施術が多いようです。
順調に肉割れを解消できた場合でも約2~3ヶ月間はかかるということです。
ストレッチマーククリームなどを使う
ストレッチマーク専用のクリームは、市販の保湿クリームに比べて保湿力や浸透力が高く、メリットが出やすいのが特徴です。
しかし、個人差はありますが、すぐにメリットが出るというよりは半年以上は根気よく塗り続けることが必要です。
プレマーム
アットコスメでの高評価のプレマームは、肉割れや妊娠線に使用できるボディクリームで、オールインワンクリームなので全身に使用できることが特徴のクリームです。
肉割れケアメイン成分としてレジストリルとシラノール誘導体、保湿成分として5種類のヒアルロン酸、2種類のセラミドと2種類のコラーゲンが配合されています。
・予防もアフターケアにも使用可能なクリーム
・急な体型の変化で肉割れができてしまった
・肌のボコボコ感、引っ掛かりが気になる
・保湿ケアはいろいろと試したけれど満足できていない
・腕や脚を隠すファッションばかりで周りの目が気になる
・全身に使用できる無添加+低刺激処方
・お手入れが難しい部位でも自宅で塗るだけケアが可能
・180日間の満足度返金保証付き
まとめ
いかがでしたか?
肉割れは一度できてしまうと、なかなか消すことはできません。
クリニックでレーザー治療を受ければ、肉割れを目立たなくすることが可能ですが高額な料金がかかります。
そのためにはやはり、肉割れができないようにする予防がとても大切です。
また、肉割れができてしまった場合には長期的なケアが必要になります。
あきらめずに地道に続けていくことが大切です。