愛するペットとの突然の別れが起きてしまった時、あなたは冷静に対処することができますか?
そして悲しみの中で、ペットを弔わなければなりません。
ここでは、ぺットとの別れが起きてしまった場合に、対処しなければならないことをまとめてみました。
ペットが亡くなってしまった時の安置方法
ペットが亡くなってしまった時に、どうしていいのかわからずに、ただただ慌ててしまうことがあるようです。
ペットが亡くなった時の安置方法を知っておけば冷静に対処してあげることができ、知人が困っている時にも慌てることなく迅速に対応することができます。
まず、ペットが亡くなったら最初に、固く絞ったタオルで体を拭いてあげてください。
その時に体に水分が残らないように注意をしてください。
そして、ペットを柔らかいバスタオルなどの上に寝かせてあげてください。
吸収性のあるペットシートなどをバスタオルの下に敷いて置くのもいいです。
ペットが生前に使用していたマットがある場合は、そのマットを使ってもいいかもしれません。
最近は布団のようなおくるみなども販売されているようです。
次に、腐敗が進まないように対処をしていきます。
ペットの亡骸の上に毛布をかけ、なるべく涼しい場所に安置してください。
冷房をつけてなるべく涼しい環境を作ります。
氷や保冷剤をタオルにくるみ、ペットの体の下(特に腹部や頭部)に置いて身体を冷やします。
この時に直接体に水がつかないように注意しましょう。
保冷剤が冷たくなくなったら交換しましょう。
これで夏場ですと1日~2日、冬場ですと3日~4日安置が可能になります。
ペットはだいたい2時間程度で死後硬直しはじめます。
ペットの大きさや季節や気温によってこの時間は変化しますが、体の大きいペットは時間がかかる場合があります。
ですので、硬直が始まる前に体の状態を整えていきます。
まず、目や口が開いている場合は閉じさせます。
口は硬直するまでに布などで閉じた状態で固定しておけば大丈夫です。
目はティッシュを2~3重に折って、目とまぶたの間に被せるようにやさしい力で押さえていくと閉じることができます。
そして、ペットの手足が伸びきっている状態でなく、手足を曲げて寝ている時の状態にしてあげてください。
(硬直中は無理に身体を曲げたりしないでください)
硬直の後、少しの時間で硬直が解け始めます。
そうすると、体が柔らかくなって、体液がお口や鼻、お尻から出ることがあるので、その場合には、濡れたタオルやガーゼなどでふき取ってください。
これは生き物の自然現象ですので、ペットのそばで見て対処してあげましょう。
安置した後は、ペットが愛用していた器に、お水と好物の食べ物をお供えします。
おもちゃ、花、写真などがあれば一緒に飾ると良いでしょう。
そして、火葬の日を迎えるまで、毎朝お水と食べ物を変えてあげてましょう。
ペットが亡くなると、飼い主は気が動転してすまうこともあるので、周りの人たちの助けも必要です。
皆さんで協力してあげてください。
ペットの葬儀
ペットが亡くなってしまったら、まずはペット葬儀業者に連絡し、気持ちを落ち着かせましょう。
葬儀業者は、動物病院から紹介してもらえますし、ネットやタウンページにも掲載されています。
ペット葬儀業者はほとんどが、365日、24時間対応で受付をしているので、突然の事態でも対応できます。
連絡する際は、きちんと要望をつたえ、わからないことは遠慮せずに聞いてください。
そして、葬儀の日取り、予算などを話し合っていきます。
その時に、相手に言われたことを必ずメモしておくようにしましょう。
ペットが亡くなってしまった直後は気持ちが混乱し、冷静に対処できなくなることがあるので、できれば、事前に葬儀業者やペット霊園を調べておいた方がいいでしょう。
予算や住所を調べておいり、電話番号を調べておくだけでも気持ちの面でも違ってくるからです。
ペットが安心して天国に旅立つことができるよう、私たちができる最後のお世話です。
また、犬や特定動物が亡くなってしまった際には、登録した市区町村の役場に30日以内に死亡届を提出しなければなりません。
犬の場合に、死亡届には「飼い主の住所、氏名、犬の死亡年月日、登録番号」が必要で、犬鑑札、狂犬病予防注射済票と合わせて死亡届を提出します。
犬が血統書つきの場合は、登録団体に亡くなったことを伝えて血統書を返却しなければなりません。
自治体・役所でも立会いや返骨はできませんが、ペット火葬をしてもらうことは可能です。
ただし一般廃棄物として扱れる場合も多いため注意しましょう。
ペットが亡くなった時の土葬
ペットが遊んでいた庭に埋葬したいと思う方がいるかもしれません。
では、自宅で土葬をする場合は、どのようにおこなえばよいのでしょうか。
土葬の一般的な方法は、自宅の庭に土葬する方法で、庭にみんなで穴を掘り、手作りのお墓を作ります。
土葬はペットが家族の側にいられるので、ペットも喜んでくれるはずです。
しかし、土葬にはいい点だけではありません。
野生動物に庭を掘り返される危険もあります。
深い穴を掘れる広い土地ならいいのですが、都会にお住いの方には難しい問題です。
そして、土地があったとしても、土壌や水質汚染に影響することがあれば近隣で問題になってしまうこともあります。
土葬をする場合には、このような点も配慮しなければなりません。
アパートやマンション暮らしの方は、土葬したくても穴を掘れる場所が、確保出来ない状態です。
だからといって、たとえいい場所を見つけたとしても、自分の土地以外での埋葬は法律で禁止されています。
近くの公園や空き地に埋葬することも当然ですが禁止されています。
これらのことを考えると土葬の条件は厳しいため、自宅に埋葬する場合には、いったん火葬してから埋葬することをおすすめします。
自宅埋葬用の専用グッズも販売され、それらを使えばベランダや自分の部屋にペットのお骨を置くことも出来ます。
ペットの葬儀の種類
ペットの葬儀の種類はだいたい4種類に分けられます。
合同葬、個別葬、立ち会い葬、自宅葬を専門業者さんと話し合って葬儀を選びます。
合同葬
合同葬とは、僧侶が読経し、お葬式が終わった後にペットとお別れをします。
他のペットと一緒に火葬し、寺院で納骨しお墓に入れます。
火葬に立会い、骨を拾うことはできません。
個別葬
個別葬とは、僧侶が読経し、お葬式が終わった後に個別に火葬します。
その後、納骨しお墓に入れます。
納骨しないで、骨を持ち帰ることも出来ます。
お骨上げは飼い主ではなく業者が行います。
立ち会い葬
立ち会い葬とは、僧侶が読経し、お葬式が終わった後に個別に火葬し、お骨上げを希望する場合はお骨上げをすることが出来ます。
もちろん骨を持ち帰ることもできます。
自宅葬
自宅葬とは、自宅に移動火葬車が出張してきて、葬儀、火葬を行います。
しかし、設備がずさんな業者もおり、悪臭や煙でトラブルになることもあるため、事前にちゃんとした業者かを調べておいたほうがいいでしょう。
特に、自宅での訪問火葬をおこなう場合は、しっかりした技術や対応をしてくれる業者を選びましょう。
最近では、ペットの葬儀に人を呼ぶこともあるため、自宅に祭壇を設けるサービスなどもあります。
ペット葬儀業者さんにサービスや葬儀の種類を事前にきちんと聞いておきましょう。
葬儀の種類やお墓についても家族で話し合って、ペットと家族が納得の出来る供養を行いましょう。
ペット葬儀でのマナー
親しい知人から「ペットが亡くなった」と連絡を受けたら、相手の家に伺うことになると思います。
そんな時に必要なペット葬儀のマナーについてお伝えします。
まず服装ですが、ペットと友人に会いに行くだけだからといって、普段の服装でいいわけではありません。
ペットを失った知人は、きちんとしたペットのお葬式を行っているからです。
服装はきちんとした喪服に着替える必要まではありませんが、黒や紺の服を着るようにしましょう。
派手でない服装で行くことはマナーとして大切です。
ペット葬儀に持って行く物は、お花が1番良いです。
どんな花を買えば良いの悩んでしまった時には、お花屋さんにペットの葬儀で持っていくためと伝えてください。
ふさわしい大きさやお花を選んでくれると思います。
大切なのは気持ちです。
そして、お悔やみの言葉に関してですが、相手を思いやり励ます気持ちを率直に伝えてあげてください。
葬儀の参加者の不用意な言葉によって、飼い主が傷つくことがたくさんあります。
「新しいペット飼えば?」などといった不用意な言葉は、まだペットの死を受け入れられていない飼い主にとっては苦痛以外の何物でもありません。
ペットの死を受け入れることが出来ず「ペットロス症候群」になってしまう飼い主もいます。
ペットロス症候群は、ペットとの別れなどが契機で発症した精神疾患であり、身体症状を伴う場合が少なくなく、うつ症状や、食欲不振、不眠などのさまざまな症状がでます。
これらの症状が2週間以上継続する場合は、一度専門医に相談してください。
ペットが亡くなると、一緒に暮らした期間が長い分だけ辛くなるのは当然のことです。
区切りの意味でも、ペットの葬儀を行うことで、現実を受け止めやすくなることも事実です。
今は悲しくても時間が立てば、ペットへの感謝の気持ちに変わっていくはずです。
そういう意味からもきちんとペットを弔ってあげましょう。
ペット葬儀110番
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※ペット葬儀業者の中には、残念ながらペットを火葬してから追加請求を行なうなど悪質業者も存在しますのでお気をつけください。
・ペットが亡くなったご家族の方
・安心価格でペット葬儀をご利用になりたい方
・はじめてのペット葬儀でご不安な方
まとめ
いかがでしたか?
ペットがなくなってしまった時の対処の仕方について説明させていただきました。
一緒にいる期間が長ければ長いほど、ペットに旅立たれることは辛いことです。
でも、ペットのためを思えば天国へ旅立つためのしっかりとした準備をし、供養をしてあげなければなりません。
亡くなった後までペットに心配させるわけにはいかないのです。
可愛かったペットのためにもしっかりと供養をして、そしてしっかりと受け止めて前に進みましょう。
ペットも喜んでくれるはずです。
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