近年、にきびの研究がすすんで、治療法も確立してきています。
日頃からの洗顔方法やお肌のお手入れの仕方、またそれに使用する化粧品の選び方も人それぞれに合ったものが必要です。
にきび痕が残ってしまった場合は、皮膚科の診察して、外用剤や光治療、レーザー治療などを利用すると良いでしょう。
ここでは、それらのにきび痕の予防法や治療方法についてまとめていきます。
にきび痕を予防する方法
お肌ににきび痕ができてしまうのは、にきびの症状がとても悪くなった状態のときです。
ですから、にきびを悪くしないようにすることが大切になります。
初めに、にきび自体ができないようにする事が、当然のことながらにきび痕の防止につながります。
ティーンエイジャーはホルモン分泌量の関係でにきびができやすいので、日頃からのスキンケアが大事になります。
適切な洗顔ケアを心がければ、お肌の状況をよりよく維持できます。
とはいっても、一日に何回も洗顔をしていると皮膚に不可欠な油脂まで洗い流してしまい、逆ににきびができやすくなります。
お肌タイプに合わせて洗顔料を選択し、適切な洗い方をしましょう。
皮膚のためには、適度な運動で代謝を上げ、体にいい食事をして、ストレスを溜め込まず、良質な睡眠を維持することも必要です。
また、お肌を紫外線から守る事も大切です。
もしもにきびになってしまったら、あまり刺激しないようにして、清潔さを維持しましょう。
そして、にきび痕を作らないためには、にきびをいじりすぎて破ってしまわないことです。
エッセンシャルオイルでにきびを対処するという手段もあります。
ティートリーのような殺菌作用のあるエッセンシャルオイルをにきびにつけるという手順や、エッセンシャルオイル入りのスチームバスで毛穴の開きを促し、皮脂汚れによる毛穴の目詰まりを落とすという手段です。
にきび痕の治療方法
にきび痕ができてしまった場合には、もととなったにきびの状態によって、どんなにきび痕になってしまうのか違います。
同じにきびでも痕の状態にはいろいろなものがあり、その相違についても理解しておく事は必要です。
にきび痕に色素が沈着しているだけで、皮膚にデコボコができていないという時には、シミやニキビ痕に使用する美白ローションがちょうどいいでしょう。
もしも色が変わっているだけなら、美白ローションを使用するくらいのケアで症状はよくなります。
イオン導入や、ケミカルピーリングでお肌をケアする事も、にきび痕に対しての効果があるようです。
ケミカルピーリングや、イオン導入はお肌の再生を促進する作用がありますので、にきび痕が次第に小さくなっていきます。
何度か繰り返してケミカルピーリングなどのケアをしていくことで、にきび痕のほか、さまざまなお肌トラブルに対する対策ができると言われています。
クレーター状になったにきび痕の事例は、皮膚組織が壊れてしまっているので、ローションを塗る程度のテクニックでは、改善は見込めません。
にきび痕がクレーターになっているのは、にきびの刺激で分泌されたコラーゲンの繊維が、その場所で癒着してしまって起こっているのです。
一度クレーター状になってしまったにきび痕は、お肌のへこんでいる部分を何とかしなければなりません。
お肌の表面をなめらかにする手法としては、フォトフェイシャルやレーザー照射などがあります。
自力では何ともできないようなにきび痕もありますので、そうしたケースは皮膚科の診察をうけて、適切な治療をしてもらうといいでしょう。
にきびができた時の化粧品について
にきびに対して対策ができるという化粧品が多く販売されていますで、にきび用化粧品の選び方に迷ってしまう方も多いことでしょう。
にきびができた時には、どういう化粧品を使用するかどうか悩みますし、それを購入するときには年代によって選び方が違ってきます。
だから当然のことですが、にきびケアができる化粧品を選択する時、にきびができた理由によって選択する化粧品は変わります。
思春期のお肌は、皮脂の分泌が多々あるためににきびができてしまう例が多いです。
ですから、にきびをケアするには洗い上げる力が強い洗顔クリームなどの方がいいでしょう。
皮脂の分泌量が多い場合には毛穴に目づまりが起きてしまい、にきびができやすくなってしまうからです。
しかし、皮脂を根こそぎ取りのぞくために、洗い上げる力の強いクレンジング剤を使ってしまうと、お肌のバリアパフォーマンスが失われてしまいます。
このことは逆に、皮脂を増加させるお肌の機能を働かせてしまいます。
お肌の保湿を充分に行う事も、皮脂汚れを取りのぞく事と同じくらい大事です。
洗顔は適切に優しく行うことが大事で、もしやり過ぎてしまった場合はお肌の保湿を十分に行いましょう。
また、30代40代になると、皮脂の分泌は少なくなりますが、ストレスや内臓の不調がきっかけでにきびが増大してきます。
中には、ホルモンバランスが乱れることで、お肌ににきびが増えてしまうケースもあります。
そのような場合は、美容成分を含む化粧品や、保湿ケアが可能な化粧品を使って、にきびへの対処をすることがおすすめです。
年齢を重ねたお肌は、新陳代謝が低下していき、にきび以外にも、お肌の荒れやしわなどの問題が発生するようになります。
歳を重ねると、にきび以外にもお肌の悩みを感じるようになります。
早めの対策を講じるためにも、自身に合う化粧品を選びましょう。
肌本来の潤いへ導く
まとめ
いかがでしたか?
にきびが出来てしまった時の対処法や、どのような化粧品を使用した方がいいのかをお伝えしました。
また、ニキビ痕ができてしまった時は、その種類によって対処方法が違い、クレーター状になってしまった場合には、皮膚科の診察をうけ適切に治療をしてもらわなければならないこともお伝えしました。
にきび痕ができる前に適切な方法で予防していきましょう。