頭の薄いてっぺん分け目の原因と対策

あなたは頭の薄いてっぺん分け目で悩んでいませんか？
分け目が目立つと髪型にも困りますし、外出前のお手入れも大変です。
テンションも下がってしまいます。
ここではそんな、頭の薄いてっぺん分け目の原因と対策を説明していきます。

頭の薄いてっぺん分け目の原因

分け目は、髪が分かれている部分なので、頭皮に負担がかかりやすい部分です。
髪が長い人ほど髪の重みは増えるので、薄いことが気になる状態が大きいかもしれません。
また、頭頂部などの分け目は無防備に紫外線にさらされやすいので特に注意が必要な部位です。
では、そんな頭の薄いてっぺん分け目の原因を見ていきましょう。

いつも同じ分け目

いつも同じ分け目でいることは、分け目の頭皮部分に紫外線が当たることで刺激が集中されるので、髪の毛にも負担がかかってしまいます。

分け目が固定している状態は、常に毛根を引っ張っている状態になっているのです。
これが続けば、毛根がだんだんと弱くなってしまい、新しい髪のサイクルがキチンと働かなくなってしまいます。
これを「牽引性脱毛症」といいます。
結果として、毛根から生える髪の本数が減少、生えてきた髪も弱く細くなってしまいます。
これが原因で、てっぺん分け目が薄くなってしまいます。

頭皮ダメージ

頭のてっぺんの分け目が薄いのは、頭皮ダメージの影響かもしれません。
頭皮は髪の毛で隠れてしまうため、ダメージがわかりづらいという特徴があります。
だから日頃から髪の毛のケアと同時に、頭皮ケアも重要になってきます。

パーマやヘアカラー

パーマやヘアカラーを繰り返し使用することで、頭皮のかぶれを引き起こすことがあります。
頭皮や髪にアルカリ剤（ジアミン）が残留し、それを繰り返す事で起きてしまいます。

パーマやヘアカラーの薬剤は、化学反応を利用して髪の色や形を変化させます。
薬剤には刺激やアレルギー反応があり、それが残留し蓄積した場合には頭皮に異常をもたらす事があります。

パーマやヘアカラーをしたら、薬剤をしっかり落とすことを優先し、シャンプーの上手な美容室を選ぶか、自宅の場合はカラー用か洗浄力のあまり強くないシャンプー剤で頭皮まで洗い流しましょう。
またシャンプー後のトリートメントは必須ですので、念入りに行ってください。

紫外線

肌老化の原因の80%は光老化です。
そして身体で最も日焼けしやすい場所は髪と頭皮なのです。
紫外線には浸透作用があり、紫外線は細胞を破壊します。
紫外線の細胞破壊はゆったり進行するので、わかりづらいという特徴があります。
この紫外線でだんだんと進む細胞破壊を「光老化」といいます。

頭皮を保護する役割がある皮脂膜を酸化し、毛穴を炎症させ、それが皮脂の過剰分泌を引き起こします。
そして皮脂で毛穴が詰まってしまうと、毛母細胞の活動は制限されてしまい、発毛しづらい環境に陥ってしまうのです。

不規則な生活習慣

食生活や睡眠など生活リズムが不規則になると、自律神経のバランスが保てなくなり、血流が悪くなり、本来は髪に届くはずの栄養や酸素が運ばれなくなってしまうこともあります。
当然頭皮も髪の毛と同様に影響を受けて、抜け毛や分け目が目立つ結果になることもあります。

酒

アルコールを分解する過程で、人間は体内でアセトアルデヒドを作ります。
アセトアルデヒドは有害物質で、体内で速やかに無毒化されて、酢酸に変化します。
この変化のプロセスで消費されるのが、アミノ酸、ビタミンB、亜鉛などの髪の成長や維持に必要な栄養素を大量に消費してしまいます。
結果としてそれが薄毛の原因となります。
また、お酒には糖質が多いこともあり、飲み過ぎると脂肪を増加させ、頭皮の毛穴を皮脂を塞いでしまうということも薄毛の要因になっています。

タバコ

髪を維持したり、生やすのに必要なものは「血液中の栄養分」です。
頭皮の下にある毛細血管から栄養を摂取して髪は成長しています。
簡単に言えば、血流が悪くなると髪は生えにくくなるということです。

タバコを吸うと血管が収縮します。
それにより脳内の毛細血管の血流が悪くなり、栄養分が頭皮に行き渡らなくなってしまうこともあります。

また、タバコは血中のビタミン類を大量に消費したり破壊してしまい、活性酸素が除去できなくなり、活性酸素が多量に発生してしまいます。
これにより皮脂が酸化しやすくなり、頭皮に影響を及ぼすといわれています。

ダイエット・偏食

栄養が偏ることは髪にも当然影響します。
髪を健康に維持し生やすのは血中の栄養分です。
バランスのとれた食生活は、髪にしっかり栄養を届けるためにはかかせません。
必要な栄養素、特にビタミン類などは多めに摂取しましょう。

過度なダイエットは体に必要な栄養素が足りない状況に陥り、髪や頭皮だけではなく、お肌の機能、体の働きにも影響を及ぼしてしまうこともあります。
その場合はサプリメントなどを利用して、体に必要な栄養を補いましょう。

睡眠

睡眠は生活習慣を整えるために一番重要といっても過言ではありません。
身体やお肌の不調、髪のダメージや薄毛・抜け毛なども、良質な睡眠がとれていればある程度は改善します。
睡眠には、疲労回復や、様々な細胞をリセットし、活性化し、新しく作り出す機能があるからです。
「毎日決まった時間に寝る」という規則正しい生活は健康と美容にとても大きな影響を与えるということです。

また睡眠不足は血行不良の原因にもになります。
そいうことは、睡眠不足は頭皮の細胞や毛母細胞に悪影響になります。
血流が悪いと栄養素が頭皮の細胞や毛母細胞に十分に行き届かないからです。

良質な睡眠は頭皮にとって大切ということがお分かりいただけたと思います。

ストレス

長期間のストレスや過度なストレスは、免疫系の乱れや、血流の乱れを引き起こします。
血流が乱れれば、頭皮や髪に栄養素が行き渡らないため、悪影響となります。

またストレスにより活性酸素が増加することも分かっており、これにより皮脂が酸化しやすくなってしまいます。

ストレスを適度に消化して、過度なストレス状態になることを避け、上手にストレスと付きあっていきましょう。

頭の薄いてっぺん分け目の対策

分け目が目立ってしまう前に、適切な予防法を取ることが大切です。
日常的に気をつければ改善できることもあります。
頭の薄いてっぺん分け目が進行しないようしっかり対策していきましょう。

生活習慣の改善

まずは生活習慣を見直してみましょう。
髪のお手入れや、食事や睡眠、普段の生活スタイル、人間関係のストレスなど、まずは原因を探し改善に努めましょう。

食事

頭の薄いてっぺん分け目が気になってきているのであれば、髪や頭皮に栄養が行き届いていない可能性があります。
まずは食事を見直してみましょう。

髪の主成分はたんぱく質やビタミン・ミネラルですから、これらをしっかり摂取していくことが重要です。

この他にも様々な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
普段の食事で摂取できない栄養素はサプリメントなどを効果的に使い、栄養に偏りがでないようにしましょう。

睡眠

良質な睡眠をとることで、疲労回復、ストレス軽減、細胞機能の改善などの良い対策ができます。
また、睡眠中は成長ホルモンが活発になります。

ストレス解消

適度なストレスは、適度な緊張感をもたらし、仕事、作業効率、エネルギーなどを生み出すために必要です。
しかし長期間抱えるストレスや過度なストレスは髪や頭皮の健康だけでなくいろいろな場面で悪影響を及ぼします。
一例としては、免疫系の乱れ、不安感、不眠、過食、食欲不振、肌荒れ、肥満などが挙げられます。

またストレスは活性酸素を増加させることも分かっており、老化や生活習慣病などの大きな原因と言われてきています。

そこで自分なりの、自分に合ったストレス解消方法を見つけておくことが重要になります。
ストレス解消は人それぞれですので、自分に合ったストレス解消法を探しましょう。

紫外線対策

頭部は体の中でもっとも紫外線を浴びやすい位置にあります、季節を問わず頭皮と頭髪を紫外線から守るりましょう。
紫外線による光老化は誰にでも必ず起こります。
今は分からなくても、将来に渡り紫外線を浴び続ければ、いずれ老化が目に見える形で出てきます。
日頃から対策することが大切です。

ヘアケアを見直す

シャンプー前にブラッシングをすることで、髪に付着したほこりやよごれを落とすことができます。
シャンプー前によごれを落とすことで、シャンプーの泡立ちも良くなります。

シャンプーは泡で地肌を洗うようにするのが良い方法です。
やさしく頭皮をマッサージするようにシャンプーをします。

すすぎ不足は頭皮トラブルの原因になりますので、すすぎには時間をかけて、丁寧にすすぎましょう。

濡れた髪はデリケートですので、シャンプー後は、やさしくタオルでに水気をとりましょう。
タオルドライした後は、手ぐしで優しく整えましょう。

トリートメントは髪をこすらないように指先で優しく揉みこむようになじませましょう。

ドライヤーは温風と冷風を上手に使ってつややかな髪に仕上げましょう。
温風で全体を乾かした後に、仕上げに冷風を外側からさっとかけてみてください。
髪のキューティクルがきゅっと引き締まります。

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まとめ

いかがでしたか？
頭の薄いてっぺん分け目が気になり始めた場合は、少しでも早く対策をすることが大切です。
紫外線の場合はどんどん光老化を進めます。

また、日頃の髪型や、ヘアケアの仕方、スタイリングなどの場合や、生活習慣が原因の場合など、様々な要因があります。
だからこそ、自分の頭の薄いてっぺん分け目の原因を知ることで有効な対策を実施することができます。

ただ育毛剤をつければいいという訳ではありません。
せっかく育毛剤を使用するのであれば、自分に合う育毛剤を探すことも大切なのです。
美容院が合う合わないということも大切です。

髪の毛は、顔と同じくらい、またはそれ以上に見られている場所です。
一度気になりだしたら、余計にストレスに感じてしまい悪循環なんてことになってしまうかもしれません。

そうならないためにも、原因を理解し、自分に合った適切な対策をしてください。